お墓の構造について

皆様は「お墓」と聞くと、何を思い浮かべるでしょうか。
多くの方は「和型墓石」と呼ばれる伝統的な墓石の形を思い浮かべると思います。
ですが、一口に「お墓」と申しましても、実際には様々なデザインがございますし、お墓を構成する上で欠かせない付帯部材、装飾品がございます。
ここでは、それらを踏まえた「お墓の構造について」ご説明していきたいと思います。

お墓のデザイン

墓石のデザインは伝統的な形がある一方、日々新しいデザインも生まれています。一つ一つの石部材に名称が付いていますのでご紹介します。専門用語になりますがこれらを知って頂くことで、お施主様がリフォームを検討している箇所を正確な名称で石材店にお伝えすることができて、お客様のご意向をより具体的にお伝えすることができるようになるでしょう。

和型 洋型 オリジナルデザイン墓石

外柵、カロートについて

続いて、お墓を構成する上で欠かせない外柵(がいさく)とカロート(=納骨室)について説明します。
隣地との境界線の役割を果たしている墓地の囲いのことを「外柵(がいさく)」と言います。
そして、墓石の下に設置される、ご遺骨を納める部屋のことを「カロート(納骨室)」と言います。
大まかに言って、「お墓は墓石、外柵、カロートで構成されている」という事になります。

構造図

神奈川県で一般的にみられる外柵、カロートの構造です。カロートがお墓の地中に埋まっているように感じますが、側面図の通り、外柵によってお墓が通路(地面)よりも高い位置に建っているためカロートに骨壷を納めても、通路(地面)よりも高い位置に骨壷を安置することができます。
「カロートに水が溜まっているのではないか?」というご相談をよく頂きます。その際、

  • ①通路(地面)よりも高い位置に骨壷が安置されていること
  • ②カロートの底の部分が土になっていて水が浸透すること

以上2点が確認できれば、水が溜まる心配はほとんどありません。

構造図2

上記のような外柵、カロートのデザインを「丘カロート(おかかろうと)」と呼んでいます。
近年、一区画あたりの墓地の面積は縮小傾向にあります。以前のように墓地をぐるっと外柵で囲み、その中にカロートとお墓を建てるということができない墓地も増えております。
そのような場合に丘カロートのデザインが有効です。丘カロートは外柵がカロートの機能も果たしており、墓石も外柵の石部材の上に乗っかります。そのため間口が狭い墓地でもお墓を建てることができます。
近年横浜市では横浜市営の墓地の分譲をしております。そのほとんどが間口1m以下の墓地のため、この丘カロート型デザインのお墓を建立されるケースが非常に多いです。

上記のように墓地面積や立地条件によって外柵の形もカロートへの納骨方法も様々に変わります。

その他付帯部材、装飾等について

その他にも亡くなった方の戒名を刻む「墓誌(ぼし)」、お墓に明かりを灯す「灯籠(とうろう)」、
早く亡くなったお子様の供養のための「水子地蔵像」などがございます。

構造図3
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